生田流箏曲家　澤村祐司　

重音会が終わり、あっという間に6日も経ってしまいました。

今回私が、箏で五曲、三絃で四曲、十七絃で二曲演奏させていただいたのですが、それぞれの曲の演奏時間を足し合わせると、130分になるようです。

加えて、「本番前に少しだけかいつまんで弾く」と言うリハーサルもありました(会場入りをしてから本番の前に、という意味です)。

それぞれの曲のリハーサルと本番が、網の目のように細かい時間で割り振られていて、当然、楽器も良い状態に調整しつつ、なので、本当に本当にハードでした。

でも、どうにかこうにか行えたのも、入門してから出会った、凄すぎる大先輩、凄すぎる仲間、心暖かな同門の皆さんがおられるから。

いま音楽家として何とか歩むことが出来ているのは、この厳しい舞台で鍛えていただいているからだと、改めて噛み締めています。

6日も経ってみると、演奏の一つ一つに反省しきりですが、あの日精一杯燃焼する事はできたかなと。少しだけ自分を褒めてみたりもしています。やっとアドレナリンからも開放され、少しずつ眠れるようにもなってきたので、再び頑張り直そうと思います。

金津千重子門弟による「第26回　重音会　箏曲演奏会」、

不安定なお天気の中駆けつけてくださった皆様と、舞台でご一緒した先生・皆様、本当に、本当にありがとうございました！！！澤村祐司